帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は小さい頃に水ぼうそうを経験し、 その後、神経節に潜伏した、水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化と言われています。症状は一つの神経が支配する領域、神経節(しんけいせつ)に一致した疼痛、水疱や紅斑などの皮膚症状が出現します。よく発症する年代は10-20代と50代の二つの山があります。

人口全体で言うと帯状疱疹の生涯発症リスク(一生涯に発症する確率)は約30%と言われておりかなり一般的な病気と考えられます。また生涯の再発率(一生涯に2回以上発症する確率)は1-6%と言われています。再初のリスクは初発から数年以上経過してから増加します。また、10年以内に再発する人は1-2%と比較的稀です。

高齢者になぜ帯状疱疹の再発が多いのか?というと、50歳以上になると細胞性免疫が低下するものと考えます。小児期に水痘(水ぼうそう)にかかると 水痘帯状疱疹に対するIgG抗体が一生涯持続しますが、細胞性免疫(T細胞応答)が加齢とともに低下し、抗体があっても発症することがあります。

再発を防ぐために、現在帯状疱疹に対してワクチン接種ができるようになりました。2種類のワクチンがあります。

接種対象者は50歳以上の方です。ステロイドやシクロスポリンなど免疫抑制薬の投与中の方は投与できません。

1、生ワクチン(ビケン)と 2、組み換えワクチン(シングリックス)があります。どちらか一方のみを接種します。1、生ワクチンは1回接種。2、組み換えワクチンは2回接種が推奨されています。いずれも効果はありますが、「組み換えワクチン」の方が長く効果があるのと、免疫を獲得する確率が高くなります。一方値段には明確な差があり、1、生ワクチンに比べ、組み換えワクチンの方が値段が高くなります。

1、生ワクチンは約8860円、2、不活化ワクチンは約44120円(2回分)です。

長崎市においては令和7年度に65・70・75・80・85・90・95・100歳となる方は助成の対象です。患者様の自己負担額は課税世帯と非課税世帯で異なり1、生ワクチンで課税世帯4000円非課税世帯2000円 2、不活化ワクチンで1回課税世帯10000円(不活化ワクチンは2回接種が必要なため合計20000円)非課税世帯5000円(2回で10000円)です。長崎市の助成の対象となる方はハガキが来ているかと思いますのでお気軽にご相談ください。また、お住まいの自治体によって助成の程度が違うので、ご希望の方でも金額が異なってくることがありますのでご注意いただければと存じます。

わからないことがありましたら、ハガキを当院にご持参いただければ幸いです。

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